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モールス符号の覚え方
|第一級アマチュア無線技士

モールス符号を簡単に覚える方法のご紹介です!単純に「国家試験を突破するだけでよい」という方におススメの方法です。
(更新日 2024年12月17日)

モールス符号の覚え方

  • モールス符号を簡単に覚える方法

    第一級アマチュア無線技士の試験では、電気通信術の実技の試験はありませんが、モールス符号を知っているかどうか、法規の問題に含まれて5問程度出題されます。音によるモールス符号の電気通信術としての試験ではなく、「紙に書かれたモールス符号が何であるかを問う試験ですから、試験時間いっぱいの中で答えらばよいのでかなり容易に回答することができます。


    しかし、いくら紙に書かれた問題であっても、モールス符号そのものは知っておかないことには正答を得ることはできませんから、とりあえずはどのようにしてモールス符号を覚えるかがポイントになります。そこでおススメするのが「合調語(ごうちょうご)」法です。


    この方法は、」の組み合わせで構成されているモールス符号を「言葉に替えて」覚えるといういわばインスタント方式で、合調語(ごうちょうご)法と呼ばれます。

     
  • 数字を覚えるのは簡単

    数字は「・」と「-」を組み合わせて作られており、その構成は必ず五つで、しかも「・」の連続、「-」の連続の組み合わせです。


    1~5までは「・」の連続で始まります。

     1は「・」が一つで「-」が四つ ----
     2は「・」が二つで「-」が三つ ・・---
     3は「・」が三つで「-」が二つ ・・・--
     4は「・」が四つで「-」が一つ ・・・・
     5は「・」が五つで「-」がナシ ・・・・・


    6~0までは逆に「-」の連続で始まります。

     6は「-」が一つで「・」が四つ ・・・・
     7は「-」が二つで「・」が三つ --・・・
     8は「-」が三つで「・」が二つ ---・・
     9は「-」が四つで「・」が一つ ----
     0は「-」が五つで「・」がナシ -----


    それでは、実際にモールス信号を聞いてみましょう!!

    ※クリックすると音がでますのでご注意ください


     [ 1 ] ・----

     

     [ 2 ] ・・---

     

     [ 3 ] ・・・--

     

     [ 4 ] ・・・・-

     

     [ 5 ] ・・・・・

     

     [ 6 ] -・・・・

     

     [ 7 ] --・・・

     

     [ 8 ] ---・・

     

     [ 9 ] ----・

     

     [ 0 ] -----

     



    このように数字には規則性がありますから、覚えるのは簡単です。また、Q符号や略符号(ページ下部に掲載)などと関連して出題されるので、これらも覚えておくようにしましょう。

  • 合調語法

    合調語法の特徴は、下記の事項があげられます。


    ✓ アルファベット26文字なら数日で覚えられる

    ✓ 受信速度は1分間に40~50字は問題なく受信できる

    ✓ 受信速度が速くなるにつれて、頭の中でモールス符号を文字に変換することができなくなり、受信不能に陥る傾向にある


    しかし、文字で書かれたモールス符号は、音のように一瞬のうちに聞こえなくなるものではなく、試験時間中は文字に書かれたままですから、速度(速さ)というものがありません。したがって、単純に国家試験を突破するだけでよいという方は、ぜひこの方法でモールス符号を覚えることをおススメします。ただし、モールス符号によるCW通信を楽しむという方は、できればこの方法によらず従来からの「音感法(モールス符号の音を即、文字として認識する)」によって覚えてください。

  • それでは合調語をみながら欧文のモールス信号を聞いてみましょう!!

    ※クリックすると音がでますのでご注意ください


     [ A ] ・- アレー(亜鈴)

     

     [ B ] -・・・ ボータオス(棒倒す)

     

     [ C ] -・-・ チャートルーム

     

     [ D ] -・・ ドートク(道徳)

     

     [ E ] ・ エ(絵)

     

     [ F ] ・・-・ フルドーグ(古道具)

     

     [ G ] --・ ゴージョーダ(強情だ)

     

     [ H ] ・・・・ ハイカラ

     

     [ I ] ・・ イシ(石)

     

     [ J ] ・--- ジエーホーホー(自衛方法)

     

     [ K ] -・- ケーシチョー(警視庁)

     

     [ L ] ・-・・ ルロースル(流浪する)

     

     [ M ] -- メーデー

     

     [ N ] -・ ノート

     

     [ O ] --- オーキューホー(応急法)

     

     [ P ] ・--・ プレーボール

     

     [ Q ] --・- キューキューシキュー(救急至急)

     

     [ R ] ・-・ レコード

     

     [ S ] ・・・ ススメ(進め)

     

     [ T ] - ティー

     

     [ U ] ・・- ウタゴー(疑ごー)

     

     [ V ] ・・・- ヴィクトリー

     

     [ W ] ・-- ワヨーフー(和洋風)

     

     [ X ] -・・- イーエクスレー(Xray)

     

     [ Y ] -・-- ヨーシコーコー(養子孝行)

     

     [ Z ] --・・ ザーザーアメ(ざーざー雨)

     



    どうでしたか? 合調語法で試験に合格して、それからゆっくりと音感法で覚えるのも一つのやり方です。まずは一アマの試験に合格すること、ぜひ合調語法を活用してください!! Q符号や略符号も掲載しますので、こちらもしっかりと覚えるようにしてくださいね。

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