「アマチュア無線」は、陸上・空中・海上・はたまた宇宙空間とあらゆる場所において運用することができ、使用できる電波の「周波数」も一部の限られたものではなく 周波数「帯域」として広く利用が認められています。
また、送信設備やアンテナなどを自由に選択して使用することができ、あらゆる無線従事者資格の中でも、最も自由度の高いものとなっています。
そのため、「アマチュア業務」に従事する者には、「無線従事者免許証(従免)」の所有が必要となります。
日本においては、四つの資格があり、各資格の免許を取得する方法は下記のとおりです。
アマチュア無線技士の資格 |
取得する方法 |
第一級アマチュア無線技士 |
- 公益財団法人日本無線協会の実施する「国家試験」を受験して合格する
|
第二級アマチュア無線技士 |
- 公益財団法人日本無線協会の実施する「国家試験」を受験して合格する
- 「養成課程」と呼ばれる国の認定を受けた講義を受講して「修了試験」に合格する(国家試験免除)
|
第三級アマチュア無線技士 |
- 公益財団法人日本無線協会の実施する「国家試験」を受験して合格する
- 「養成課程」と呼ばれる国の認定を受けた講義を受講して「修了試験」に合格する(国家試験免除)
|
第四級アマチュア無線技士 |
- 公益財団法人日本無線協会の実施する「国家試験」を受験して合格する
- 「養成課程」と呼ばれる国の認定を受けた講義を受講して「修了試験」に合格する(国家試験免除)
|
国家試験は全ての資格で公益財団法人「日本無線協会」により実施されており、第一級及び第二級アマチュア無線技士の試験は、全国の指定都市で4月・8月・12月の年3回実施されています。
第三級及び第四級アマチュア無線技士の試験は、全国300ケ所以上のテストセンターで紙の代わりにコンピューターを利用(CBT方式)し、年間を通して実施されています。