ハムの雑学クイズの正解と解説

「QCQマガジンKitto Motto」 創刊準備号をご覧いただき、誠にありがとうございました。
本誌p.15に掲載している「ハムの雑学クイズ」の正解と解説です。

Q1 電波の存在を初めて実証したのは?

A. @ ハインリッヒ・ヘルツ

電磁波の存在を示唆したのはマクスウェルですが、実際に実験で証明してみせたのがヘルツです。

Q2 戦後、日本のアマチュア無線が再開したのは?

A. @ 1952 年(昭和27 年) 

太平洋戦争の開戦にともない運用停止された日本のアマチュア無線が1952年7月29日に再開となり、30局ほどに予備免許が与えられました。

Q3 古い50MHz 機で完全トランシーブ機は?

A. B RJX-601

送受信の設定が一つのVFOで行える機種。ほかは送信周波数、受信周波数の設定を別々に行うためキャリブレーションという送受信周波数を同じに設定する作業を要しました。

Q4 自由空間におかれた垂直ダイポールアンテナの利得は?

A. A 2.15dBi

自由空間におけるダイポールアンテナは0dBd=2.15dBiとして表されます。地上高1λなど「実際の空間」に置かれると、輻射電波は大地に反射した成分が合成されるため自由空間より数dBi多めの利得が得られます。

Q5 八木アンテナ2本を1λ間隔でスタック構成にしたときの利得の一般的な増加は?

A. B 3dB

電力的に2倍の増加となるので、一般的には2倍=3dB(電力比)と想定されています。スタック間隔が狭いと利得の増加は少なくなります。

Q6 アマチュア無線用SDR として使われている例があるのは?

A. A ワンセグチューナー

USBタイプのワンセグチューナーはSDR受信機能を有しているので、ソフトウエアによって広帯域受信機として機能させることが可能です。アマチュア無線用だけでなくエアバンドなどユーティリティ受信用としても利用されています。

Q7 SSB(音声)で運用できない周波数が含まれているのは?

A. @ 7.030 〜 7.200MHz

2015年1月5日から周波数使用区別の改正がされて、狭帯域の電話・画像は7.045MHzから上の周波数が使えます。以前は7.030MHzから上で電話(SSB音声)が使えましたが、現在そこから使うと違法運用になるので注意しましょう。

Q8 LoTW の利用に際してその証明に必要なソフトは?

A. @ TQSL

世界的に普及し今も増加しているARRLのLogbook of the Worldシステム(QSOの記録や照合)への証明(認証)は、ARRLへライセンス(免許状)のコピーなどを送り、登録されると送られてくる「キー」をTQSLのソフトに記録して使います。

Q9 FM(音声)で直接波による交信を行ってはいけない周波数が含まれているのは?

A. B 434.00 〜 438.00MHz

この周波数には、JARLレピータ専用と、国際的なアマチュア衛星用の周波数があるので、通常の直接波による交信を行ってはいけません。

Q10 アマチュア無線局数が2番目に多い地域は?

A. @ 東海

1番:関東「約12万2千局」、2番:東海「約5万8千局」、3番:近畿「約5万2千局」、4番:東北「約4万5千局」、5番:九州「約3万9千局(含む沖縄)」、6番:北海道「約3万9千局」、7番:中国「約2万8千局」、8番:四国「約1万9千局」、9番:信越「約1万8千局」、10番:北陸「約1万1千局」です。

Q11 D-STAR の通信方式を開発したのは?

A. A JARL

D-STARは、日本アマチュア無線連盟が開発した音声とデータの各モードを備え、デジタル化されたアマチュア無線の通信とネットワーク方式の一つです。なお、アマチュア無線のデジタル通信方式は複数あります。

Q12 アマチュア無線機を製造販売したことがない会社は?

A. A 東芝

同社は一般ユーザー用のトランシーバーとして、CB(市民無線)やパーソナル無線のトランシーバーを製造していたことがありますが、アマチュア無線用はありませんでした。

Q13 TS-520Vの終段管は?

A. @ S2001A

6146BはS2001Aと同様に差し替えて使用可能なことから利用者も少なくないのですが、6146Bが採用されたのはTS-530、TS-830、TS-900です。2E26はこれらと同様のGTソケットで小型版でした。6JS6CはFT-101などに使われ、知名度の高い終段管です。

Q14 デジタルモードを搭載していないリグは?

A. C MX-6

これは50MHz SSB/CWハンディ機として30年ほど前に一世を風靡しましたが、機能としてデジタルモードは搭載していない、いわゆるアナログ機でした。

Q15 アマチュア無線団体ではないのは?

A. C JICA

国際協力機構、アマチュア無線の団体ではありません。ARRLはアメリカを、KARLは韓国を、JARLは日本を、それぞれ代表するアマチュア無線の連盟(団体)で、アメリカだけ後ろのRはRelay(中継)の意味となっています。

Q16 DXCC のエンティティの現存数は?

A. A 339

DXCCでは、2016年3月下旬、KH5Kキングマンリーフを消滅エンティティとしたことにより、それまでの400から2016年8月現在、1エンティティ減の399となっています。

Q17 国際電気通信連合の略称は?

A. B ITU

国際的な連合として無線通信と電気通信分野において各国間の標準化と規制の確立を図っています。英語表記は、International Telecommunication Unionです。

Q18 JARL が発行していないアワードは?

A. C WAS

worked All Statesの略で、アメリカ合衆国の全50州のQSLカードを得て申請できるアワードでARRLが発行しています。なお、JCCは日本の市を、AJAは日本の市郡区を、AJDは日本の10のエリアを対象としたJARL発行のアワードです。

Q19 国土交通省に申請登録された「道の駅」の数の範囲は?

A. B 1001〜1200

移動運用地として、よく聞かれる道の駅ですが、JCCなどよりも数が多く2016年5月10日までに1,093駅が登録されています。

Q20 東京都世田谷区のJCC 番号は?

A. @ 100112

JARL制定のJCC番号ですが、上2桁は都道府県番号で構成されています。13は埼玉県、11は神奈川県、01は北海道、10は東京です。主要な県などは覚えておくとコンテストなどで役立つでしょう。

いかがでしたか? 知っているようで知らなかったり、知っていなければいけないことを失念していたり…、それらを思い出していただくこともこの雑学クイズの狙いでした。アマチュア無線の、多種多様な知識を得ると、ますます楽しめる分野がキットもっと広がることでしょう。

●自己採点ランク

20問 全問正解!!・・・・・・プラチナ級「アマチュア無線に造詣が深く、際だって熱心な無線家のレベル。」
19問 〜 15問 正解!・・・ゴールド級「幅のあるアマチュア無線活動を行い、各種情報を豊富に吸収しているレベル。」
14問 〜 10問 正解!・・・シルバー級「アクティブに運用し、アマチュア無線界の動向に敏感なレベル。」
※懸賞はありませんが、ラグチューなどの話題や知識向上に役立つことを期待いたします。